幸せホルモンのオキシトシンは自閉症に効果的なのか?

自閉症の治療に効果があるとしてオキシトシンというホルモン物資に注目が集まっていましたが、その効果の程についてこんなニュースが入りました。

 

自閉症に効くオキシトシン、使用量増が症状改善 福井大

自閉症やアスペルガー症候群など「自閉症スペクトラム障害(ASD)」の人に、ホルモンのオキシトシンを鼻に噴霧した際、使用量が多いと症状がより改善することを、福井大の小坂浩隆教授らの研究チームが確かめた。米国の科学誌「トランスレーショナル・サイキアトリー」電子版に23日、掲載された。

引用元:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ8S3102J8SUBQU007.htm

別名「幸せホルモン」

ちなみに、このオキシトシンとは下垂体後葉から分泌されるホルモンのことで、ストレスを緩和したり幸せな気持ちにさせることから「幸せホルモン」とか「愛情ホルモン」と呼ばれている物質です。

 

 

で、近年、このホルモンが発達障害、特に自閉症スペクトラムの患者に対して効果があるのかどうか研究されてきたわけですが、臨床実験でそれが証明されたとか。

※参考リンク

 

また、このオキシトシンの臨床試験は男性のみで行われていたため、女性に対する安全性が解明されなかったようですが、冒頭の記事によれば女性への安全性も確認されたらしく(副作用として痛みを伴う子宮収縮があると見られていた)、自閉症スペクトラムの治療法として今後もさらに注目を集めるはずでしょう。

 

日本ではまだ認可されていない

まさに自閉症スペクトラムに悩む人とっては朗報とも言えるニュースですが、気になるのは具体的にいつ頃、どこで治療が可能かどうかということではないでしょうか。

ただ残念なことに、今この記事を書いている時点ではオキシトシンは点鼻薬・注射・点滴剤の形で製造販売されているに止まり、日本では注射・点滴剤の分娩促進剤として扱われているため、自閉症などへの治療薬としては認可されていません。

どうしても手に入れたいという方は、個人輸入する、もしくはそれを代行する業者から入手しなければならないそうです。

また、こんな薬なので使用に際しては十分な注意が必要と思われますし、現時点で自閉症スペクトラムの治療薬として認可されていない以上は、具体的な入手方法に関してはお話を控えさせていただきます。ご了承ください。

自閉症スペクトラム本人にとっても、そして周りを取り巻く人達にとってもこれは願ってもないニュース。1日も早くこのオキシトシンが自閉症スペクトラムの治療薬として認可されることを願ってやみません。