自閉スペクトラム症(ASD)の解明進む セロトニン減少が発症に関与

日に日にASDの解明が進んでいるんだなと、そんな印象を受けるニュースを見つけました。

セロトニンの投与で症状が緩和される

詳しくはニュース内に書かれていますが、要約すると、ASDは脳幹にある縫線核(ほうせんかく)の働きが活発ではないので、そこで作られるセロトニン(不安な気持ちを抑える神経伝達物質)の量が減ってしまう傾向があるのだとか。

 

 

まだマウスを使った実験段階の話ではありますが、このセロトニンを投与することでASDの特徴であるコミュニケーション能力が改善されることがわかったそうです。

 

ASD発症の仕組みも解明される?

また、記事中にはASD発症の原因についても書かれていました。

 

 ASDは、脳機能の障害が主な原因と考えられ、15番染色体の遺伝情報に変異のある例が知られている

 

脳機能障害であることは周知の通りですが、主な例として染色体の変異を挙げています。

それとニュース記事の後半では

 

 理研の内匠さんは「ASDには、様々な要因が複雑に絡み合っている」と説明する。例えば母親が妊娠初期に喫煙したり、妊娠中に有害物質を摂取したりすることで、子どもがASDになる確率が上がるとの報告がある。子どもが栄養不足だったり、ある種の腸内細菌がいたりすることも関連が指摘されている。

 

とも書かれていましたが、ここで考えさせられたのは「遺伝」についての話がされていない点です。

巷では

「発達障害は遺伝する」

というような話を頻繁に耳にしますが、これって言葉だけが一人歩きしているような部分もあるんじゃないでしょうか? 少なくともこのニュースを読んだ感じでは、原因はもっと別な部分にあるような印象を受けましたからね。

ちなみに妻の通院する病院の医師からは

 

担当医
発達障害は基本的には遺伝するものではありませんよ

 

と言われていたので、私自身は遺伝云々については半信半疑でいましたが、遺伝とは別な要因があることだけは間違いなさそうです。

 

幸せホルモン「オキシトシン」の効果

以前も記事にしましたように、このニュースにも幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンの点鼻投薬の効果についても書かれていました。

 

 

治験内容は同様のものですが、現在進行形で研究が進められているのは何よりのこと。やはり相応の効果はあるんでしょう。

あとは1日も早く、ASDに効果のある治療法として確立されてほしいと願います。

 

オキシトシンは子宮を収縮させる作用もあるため、女性は今回の治験対象から外したが、山末さんは「有効性と安全性が確認できれば、将来的には女性や子どもにも使えるかどうかを検討する」と話す。

 

ただ、この副作用はやはりネックなんでしょうかね……。治療法の確立のためならば、私の妻で試してもらっても構わないんですが、どんなもんでしょうか(笑)

 

驚くべき医学の進歩

少し前までは発達障害のはの字もなかった時代だったというのに、医学の進歩には良い意味で驚かされます。

 

 

 

妻がASDとわかった当時は

 

アスペルガーなんて一生治らん障害だ。もう諦メロンだよ。

 

などと思ったりしましたが、もしかすると、私たちが生きている間にASDの治療が可能になるかもしれませんね。

まだまだ人生はこれから、そんなことも教わったような気がします。