気持ちが通じない=発達障害とは限らない

このニュースは話が飛躍しすぎているような感じがしたので、ちょっとだけ言いたいことを言わせてもらいます。

 

夫が、妻がまったく気持ちを理解してくれない…それ、相手が「発達障害」かもしれません

7月18日付南日本新聞に、「発達障害の夫、悩む妻」という記事が掲載された。冒頭では、「夫が発達障害の一つである『自閉スペクトラム症』のためコミュニケーションが取れず、心身に不調を訴える妻が目立ち始めている」「大人の発達障害は理解が進んでおらず、当事者が適切な助言を受けられる機会が少ないのが現状」と説明されている。

自閉スペクトラム症とは、従来の「アスペルガー症候群」や「自閉症」などが連続(スペクトラム)する症状として分類されたもので、「ASD」とも呼ばれる。他者の気持ちなどの想像を苦手とし、思い込みがあることで理解のズレが発生しやすいのが主な特性だ。

同紙では、鹿児島県の夫婦の例を紹介。この妻は、自閉スペクトラム症の疑いがある夫と別居中で、「夫婦として育んだものは何もなかった」「夫婦の間にコミュニケーションが成立しないことに気付いた」と吐露。夫に悩みを相談しても「決めつけ」の意見が返ってくるなど、当初は「言葉の行き違い」で済んでいたが、次第にドメスティック・バイオレンス(DV)に発展し、この夫婦が「事実上の家庭崩壊に至った」ことを伝えている。

引用元:ヤフーニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160821-00010003-bjournal-soci&p=1

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簡単に障害と決めつけてはいけない

意思の疎通、いわゆるコミュニケーションがうまく取れないのは発達障害、特にアスペルガー症候群の特徴の一つであることは間違いありません。

にもかかわらず、この記事は

「まったく気持ちを理解してくれない=発達障害かもしれない」

と、短絡的に話を結びつけていることに、私は当事者として非常に疑問を感じました。

結婚するにしても付き合うにしても、それは赤の他人と生活を共有するということなのですから、価値観や物の考え方は違ってくるのは至極当然のことです。

そんな中でお互いの気持ちを理解し合う=相互理解するのは、障害に関係なくとても難しいことではないでしょうか?

 

まず一番気になったのは、記事中に登場している人物が「自閉症スペクラムの疑いがある」というだけで、きちんと医師から診断を受けていないという点です。

 

 

疑いはあくまで「疑い」にしか過ぎないんですから、自閉症スペクトラムではありません。単にその人の性格という可能性もあると思うんですね。

 

性格の不一致と障害は別物

つまり発達障害と診断されてない以上、うまくコミュニケーションが取れなということは、俗に言う性格の不一致の範疇を超えないのですから、単なる性格の不一致を発達障害と決めつけてしまうのは、本当に発達障害で苦しんでいる人達に失礼ですし、何よりも発達障害者が余計な偏見を持たれてしまうのではないかと危惧します。

 

「自閉症スペクトラムの疑いがある」

「発達障害かもしれない」

 

私に言わせれば、そう疑ったり決めつける考えこそが「コミュニケーションが取れない」原因にもなってるように見えますけどね。

 

障害云々の前に考えるべきこと

「夫婦喧嘩は犬も食わない」という諺がありますが、夫婦間の問題は基本的に第三者が介入する問題ではありませんし、ましてや善悪で判断する問題でもありません。

それを「発達障害かもしれないから」と一方的に断罪してしまうのは、筋違いもいいところです。

 

 

仮に本当に伴侶が発達障害だったならば、まずは一緒に生活できるよう生活スタイルを工夫することを考えるのが先決なのではないでしょうか?

 

 

それでダメならば離婚という選択をしても構わないと思いますが、理由はどうであれ一度は「好き」で結婚した相手なのですから、そこは夫婦愛を持ってして深く取り組み、試行錯誤を繰り返しながら解決してほしい問題だと考えています。


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