ベストセラー作家・市川拓司さんはアスペルガー症候群だった

またアスペルガー症候群に関する興味深い記事を見つけたので、ちょっとお話ししてみたいと思います。

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 市川拓司氏とは?

市川拓司さんは10年くらい前にアスペルガー症候群と診断された作家で、上の記事にもありますように、映画化された3作品の累計がなんと250万部を超えたという、超ベストセラー作家だそうです。(この記事を読んで初めて知りました)

 

出典:citydiver.net

 

多分、社会的に成功した発達障害者の代表格でしょう。

 

思わず頷いた「妄想力」

ざっと記事を読む限りでも市川さんの強い「こだわり」が随所に読み取れ、時折クスッと笑いながら「うんうん、そうなんだよ」と深くうなずきました。

中でも納得してしまったのが、

 

 2作目の小説『いま、会いにゆきます』は、出版の翌年には映画化され、その後もアジア、ヨーロッパ、南米……と世界中で読み継がれるようになるんですからね。僕の度を超えた「妄想力」は、結構あなどれません。

 

妄想力」という言葉を口にしていた事です。

私の妻もそうですが、とにかくアスペルガーの人は妄想する傾向が強いですからね。

 

 

恐らくこの市川さんは、この妄想力を最大の武器として自分の世界にどっぷりと浸り、誰にも書くことのできない素晴らしい小説を書くことができたのでしょう。

この部分は健常者では絶対に真似のできない部分だと思います。

 

同調圧力が人を追い込む

これはどの発達障害の人にも言えることなのですが、やはり自分の居場所というものは絶対に作るべきだと思います。

例え人から後ろ指を指されようとも、間違ったことや悪いことをしなければ他人からあれこれ言われる筋合いはありません。何が人生で一番大切なのかって、それは自分の居場所なのですからね。

ただ、個人の居場所を否定する風潮がこの国にはあります。

 

 同調圧力っていうのかな。そういうのが強い国では、発達障害の子がスポイルされて、大人になる頃にはすっかり元気をなくしちゃう可能性はある。人から「間違っている」と言われ続けても、個人への攻撃と受け取らないほうがいい。マジョリティーには立ち向かわなくてもいいから、傷つく前に逃げちゃえと。もし孤独感を感じているような人がいたら、そう伝えたい。

 

まさに正鵠を射てますよね、この部分は。

 

「みんながそうしてるから、お前も同じことをしなきゃダメだ!!」

 

 

という同調圧力がやたら強いんですもんね、日本って国は。

 

自分の居場所を作る事の大切さ

ところで健常者な私ですが、人からは相当な「変わり者」と見られているようです。

友人からは

 

友人
お前みたいな曲者はさ、世の中に出ちゃいけないよう、神様にモザイクをかけられてるんだよ

 

って真顔で言われるぐらいですから(笑)

確かにこの歳になってもろくすっぽ定職に就かず、現在進行形でのんべんだらりと生きているわけですから、真面目に働いてるサラリーマンからは「変人」に映るでしょうし、職歴、経歴なんかを知られた日には何と言われるかわかりません。

まあ、そんな自分だからこそアスペな妻とやっていけるのかなと思ったりもしますけどね(笑)

それでもこうして生きていけるのは、自分の居場所=ポジションというものを確立することができたからであって、赤の他人がその人のポジションをとやかく言うのはお門違いだと思うんです。

 

 

日本のように同調圧力の強い国で発達障害者が生きていくには、どうしても世間体だとか周囲の視線がつきまとってきます。

そこで「いいじゃん、ほっておけよ!!」とでも言おうものならたちまち村八分にされるでしょうし、子供ならいじめられる可能性も出てくるでしょう。何ともやりきれません。

ただ、市川さんはこう言っています。

 

「違い」は武器にもなる。変人って、埋没していないってことでもあるでしょ?僕はそれも悪くないと思えてね。

 

この言葉に、発達障害者が自分らしく生きていくための大きなヒントが隠されていると感じました。

「違い」は言葉を変えれば「個性」と言えるでしょうか。そしてこの個性を自分の心できちんと守ってあげれば、自分らしく生きる居場所はきっと見つかるはずです。

発達障害者にとっては非常に生き辛い世の中かもしれませんが、それでも個性だけは大切に育んであげたいものです。

最後に、市川さんの本を紹介しておきます。

 


ぼくが発達障害だからできたこと (朝日新書)

 

これはいつか妻にも読んでもらいたいと考えています。

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