大人の発達障害と仕事探し

先日、こんな記事を見かけました。

 

「仕事がつらい」オトナの発達障害が天職を見つけるには

仕事が遅い、空気が読めない、ケアレスミスで叱られる……。「他の人が難なくできることができないなんて、もしや自分は発達障害*ではないか?」と思い悩む大人は少なくないでしょう。しかし、実のところ、「ここからが発達障害」という線引きは難しく、実は、発達障害の特徴として挙げられる「注意不足」や「コミュニケーション障害」は、誰にでもある程度みられるものなのです。

「私、発達障害かも?」と思ったら、どうすればいいのでしょうか?

『発達障害の自分の育て方』(主婦の友社)の著者である岩本友規(いわもと・ゆうき)さんは、4回の転職を経験し、30歳を過ぎてから、ADHD(注意欠陥・多動性障害)とアスペルガー症候群の診断を下されたのだそう。自身の経験をもとに、現在は大人の発達障害があっても自分らしく生きる手助けをしている岩本さんに聞きました。

引用元:ウートピ
http://wotopi.jp/archives/37742

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天職を見つける

この岩本友規氏は『発達障害の自分の育て方』の著者だそうで、自身の経験を元に発達障害者が仕事とどう付き合っていくかを書いているようです。

私はこの本を読んだことはありませんが、この記事を読む限りでは氏が何を言わんとしているかは概ね理解できました。

中でも天職を見つけることがステップアップと仰っているように、これが発達障害の人が自立する上で最も重要なことだと私も考えています。

 

 

しかしながら、その天職を見つけるのは相当に難しいです。

これは健常者(定型)にとっても同様なことが言えますし、ただでさえコミュニケーション能力に問題がある発達障害の人はなおのこと大変な話でしょう。

そこで氏は

 

原体験とは、「これがやりたいんだ」「ここはもっとこうあるべきなんじゃないか?」と気づかせてくれる直接の体験のこと。

手軽なところでは、社会人向けイベントや読書会がおすすめです。人の集まる場を訪れることで、価値観や世界観を広げていけます。また経験の幅を広げることで、理想と現実のギャップを目の当たりにし、「今やっていることは本当にやりたいことじゃない」「これこそやりたいことなんだ」と気づきやすくなります。

昔の偉人たちもそのことを知っていたのか、吉田松陰は「志がない者は旅に出よ」という言葉を残しています。

 

と話していますが、そもそも不特定多数の人間が集まるところを苦手とする発達障害者もいるわけですし、社会人向けのイベントに積極的に参加できるかは、正直言って微妙ですねぇ……。

 

 

アスペルガーは仕事上のミスは少ない

これは推測なんですけど、この岩本氏は自閉症スペクトラムでも比較的軽度で、アスペルガーよりはADHDの部分が強く出ているような気がします。

まずアスペルガー症候群の人は仕事上のミスはそれほどしません。やれと言われたことはきちんとこなしますし、基本的に完璧主義者な人が多いので、業務上のケアレスミスは意外と少ないんですよね。

ただアスペルガーの場合、一番問題になってくるのはコミュニケーション能力の部分であり、対人関係で行き詰まる傾向が強くありますので、結果的に仕事ができなくなってしまうケースが多いです。

そんなわけですから、このようなイベントに参加したところで、逆に身を縮こまらせてしまうだけになるでしょう。

 

ミスを起こす率はADHDの方がずっと高い

それに対しADHDの人は、仕事上のミスは頻繁に起こします。

そのへんの話は氏が冒頭でしていますし、また、物が片付けられないというのも典型的なADHDの特徴なんですから、やはりこの方は基本的にはADHDなんだと思いました。(ちなみにアスペな妻はきちんと片付けしないと気が収まらないタイプです・笑)

で、ADHDの人は、アスペルガーとは逆にコミュニケーション能力に難のある人は意外と少ないと思います。

というのも、私の妹がまさにこのADHDなのですが、人付き合いは定型の私以上にとても大好きで、不特定多数の集まるイベント(ライブ等)には張り切って参加しますし、現に仕事も接客業をしているなど、生活も仕事もアスペルガーとは真逆の方向性を持っているからです。

 

障害のタイプをきちんと把握する事が大切

発達障害と一口に言っても様々な症状があります。

同じアスペルガーでも攻撃型な人もいれば受動型な人もいるわけですから、何よりも自分自身の障害を正確に把握しなくては天職は見つかりません。

 

 

例えそれが周囲から「ワガママ」に見られようとも、まずは自分自身とじっくりと向き合うところからはじめてください。それが発達障害に悩む人の仕事探しの第一歩。

あとは焦らずマイペースに、自分のできることから一つずつやってみれば、自然といい道が拓けて来るでしょう。

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