川崎老人ホーム転落死、弁護側は自閉症スペクトラムを理由として無罪主張

さて、2016年に川崎市の有料老人ホームで3人が転落死した事故がありましたが、当時職員だった今井隼人被告に、横浜地裁は主文を後回しにして求刑通り死刑を言い渡しました。

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至極当然の判決

この事件については何の言い訳無しに極刑が妥当でしょう。

 

出典:http://holakikou.com

 

そもそもコトの発端はホーム入居者の金銭を窃んで捕まったわけですが、その時点で今井隼人被告がどんな人物像なのかは容易く想像できると思います。

 

 

介護職は確かにキツイ仕事ですが、それを理由に金銭を盗むなんてもってのほかですし、ましてや入居者をベランダから落とすなんて所業は人道を外してる行為ですし、この裁判が裁判員裁判という事からも死刑判決以外の選択は考えにくいですからね。

 

またもや出てきた「障害」という免罪符

ところで気になったのは、今井隼人被告の弁護人の主張です。

 

具体的、迫真的で現場の状況と一致する内容の供述で、自白の信用性は相当に高い」と述べた。被告が公判前の精神鑑定で診断された「自閉スペクトラム症」の影響も顕著ではないとして、責任能力も認めた。

引用元:https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0322/mai_180322_8474054781.html

 

以前も似たような話をしたかと思うんですが、最近の傾向として自閉症スペクトラムを含む発達障害を理由に、責任能力が無かったことを主張するのが流行ってるんでしょうか……。

 

 

上の記事でも書きましたが、発達障害だから責任能力が無いという主張は、あまりにも斜め上をいく論理です。

さすがに裁判官もその辺はお見通しと言いますか、仮に弁護側が主張していたように、自閉症スペクトラムの症状が顕著だったとしても、最低限の責任能力はあるわけですから、発達障害を免罪符にするのはお門違いもいいところです。

 

自閉症スペクトラムが責任能力を失うケース

ただ、過去には責任能力無しとされ無罪放免となった事件、事故は多々あります。

大方が精神鑑定云々という内容になっているはずですが、私から言わせて貰えば、自閉症スペクトラムによって責任能力を失うことは絶対にありえないと断言します。

もし責任能力を失うケースが出てくるならば、それは自閉症スペクトラムそのものが原因ではなく、この障害が起因となる二次障害によるものだからです。

 

今井隼人被告 出典:trendybaru.com

 

二次障害には鬱やパニック障害等、様々な障害はありますが、仮に責任能力を失うほど酷い状態に陥っていれば、何かしらの前兆、例えば体調不良等の兆候が出ていたと思われますし、そもそも会社に出勤するどころの話ではなくなります。

 

自閉症スペクトラム=悪者という誤解を招く

弁護側がどう自閉症スペクトラムを切り口に無罪を主張したのかはわかりませんが、この裁判で自閉症スペクトラムという障害が使われ、それがニュースになった以上、

自閉症スペクトラム=悪人

と思う人も出てくるのではないでしょうか?

こと最近の日本国民は思慮の浅い人が増えていますので、なおさらだと思いますし、そうなって困るのは純粋に自閉症スペクトラムに悩む人たちです。

例えばネット上で人を小馬鹿にするときに

「お前はアスペかよw」

など使われる場面を見かけますが、今の社会、ただでさえ発達障害に悪いイメージが付いて回ってるのですから、私個人としては、これ以上悪いイメージを植え付けることだけはして欲しくないと願ってやみません。

まあ、弁護士もそれが仕事なので致し方ない部分はあるかもしれませんけど、

発達障害=責任能力は無い

と結びつけたところで何の弁護にもならないことを、その賢いオツムの片隅に入れておくべきでしょう。

それに、余計な差別や偏見を助長させることだってあるわけですし、そんな人間が弁護士を名乗るなんて……はたから見てると痛すぎてたまりません(呆)

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Posted by チャーリー