相模原殺傷事件の植松聖容疑者が衆議院議長宛てに書いた手紙の全文

相模原殺傷事件から一夜明け、この事件に関するニュースが続々と各方面を賑わせていますが、そんな中でまず目に付いたのは、今年の2月、植松聖容疑者が衆議院議長公邸宛てに書いた手紙の内容でした。

 

出典:ニュース速報Japan

スポンサーリンク

手紙の全文

それでは早速その全文をご覧になってください。

 

衆議院議長大島理森様(1枚目)

この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。

理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。

障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。

フリーメイソンからなる●●●●が作られた●●●●●●●●を勉強させて頂きました。戦争で未来ある人間が殺されるのはとても悲しく、多くの憎しみを生みますが、障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができます。

今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。

衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

引用元:ニュース速報Japan
http://breaking-news.jp/2016/07/26/026100

 

そして2枚目です。

 

植松聖の実態

私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する決意を持って行動しました。
今までの人生設計では、大学で取得した小学校教諭免許と現在勤務している障害者施設での経験を生かし、特別支援学校の教員を目指していました。それまでは運送業で働きながら●●●●●●が叔父である立派な先生の元で3年間修行させて頂きました。

9月車で事故に遭い目に後遺障害が残り、300万円程頂ける予定です。そのお金で●●●●の株を購入する予定でした。●●●●はフリーメイソンだと考え(●●●●にも記載)今後も更なる発展を信じております。
外見はとても大切なことに気づき、容姿に自信が無い為、美容整形を行います。進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージ
それらを実現しております。私はUFOを2回見たことがあります。未来人なのかも知れません。

本当は後2つお願いがございます。今回の話とは別件ですが、耳を傾けて頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。

医療大麻の導入

精神薬を服用する人は確実に頭がマイナス思考になり、人生に絶望しております。心を壊す毒に頼らずに、地球の奇跡が生んだ大麻の力は必要不可欠だと考えます。何卒宜しくお願い致します。私は信頼できる仲間とカジノの建設、過すことを目的として歩いています。

日本には既に多くの賭事が存在しています。パチンコは人生を蝕みます。街を歩けば違法な賭事も数多くあります。裏の事情が有り、脅されているのかも知れません。それらは皆様の熱意で決行することができます。恐い人達には国が新しいシノギの模索、提供することで協調できればと考えました。日本軍の設立。刺青を認め、簡単な筆記試験にする。

出過ぎた発言をしてしまし、本当に申し訳ありません。今回の革命で日本国が生まれ変わればと考えております。

引用元:ニュース速報Japan
http://breaking-news.jp/2016/07/26/026100

 

一説によればこの手紙はA4用紙10枚分相当あったとも言われていますが、現時点で公開されているのはこの2枚ですので、この手紙から感じたことを話してみたいと思います。

 

犯行の動機は?

まず一番に感じたのは、施設や仕事に対する怨恨が一切読み取れないということです。

事件当初は「解雇させられて恨みがあった」なんて報道されていましたが、どうやらそれは少し違うような気が……。

また、文章が進むにつれて内容が支離滅裂になっているという点も気になりましたが、植松聖容疑者が一番に掲げているのはこの部分にあるように思います。

 

私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。

理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。

障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。

 

実際にその通りの行動を起こしたのですから、植松聖容疑者が障害者に対してただならぬ気持ちを抱いていたことは十分理解できます。

 

犯行動機を生んだ環境

どうして26歳の若者が、日本史に残るような類いまれなる凶行に走ってしまったのか、その動機については今後もっと議論されるべき焦点でありますが、植松聖容疑者が障害者施設で働いていたというのは事実なわけですから、その業務の中でこのような考え、思想を持つようになったことだけはきちんと受け止めなければなりません。

さて、容疑者の勤めていた障害者施設はどのような施設なのか、まずはこれを知る必要があります。

今回事件の舞台となった「津久井やまゆり園」は重度の知的障害者が多く入所する施設です。

 

 

それだけ施設職員にかかる負担も大きいということでして、容疑者も相当のストレスを抱えていたことは容易に想像できます。

ここからは個人的な見解になりますが、この容疑者は、業務を遂行する上で発生する度重なるストレスに耐えることができず、その中で「障害者がいなくなればこんな辛い目に合わなくて済む」という考えを自然と持つようになったのだと思います。

で、問題なのは、そんな自分の本心を「日本や世界のため」と言った綺麗事にすり替え、責任転換(現実逃避とも)している部分もあるように思います。

さらに言えば「精神薬を飲むとマイナス思考になる」や「大麻を認めろ」など、自分に都合のいい言葉ばかりを並べ、まるで「事件が起きてもそれは心神喪失のせい」と言わんばかりの話をしている点も、責任転換する気満々でいることがわかります。

 

社会的責任感は皆無

つまり、植松聖容疑者は使命感や責任感のある人間ではなく、自分の思い通りにならなかったら平気で人を欺くような、相当身勝手な人間であるということでして、これは育った環境が大きく影響しているように考えています。

 

 

事実、社会人になってから彫物(刺青)を入れたり、馬鹿げた画像をツイッターで発信したり、まともな倫理感や品性のかけらもない人間だということが感じ取れます。

植松聖のtwitter(アカウント凍結済み)

となると、

 

「なんでこんな人物を施設は採用したのか?」

 

と疑問を持つ方も多いと思われますが、正直なところ、福祉関係の仕事は慢性的な人手不足に悩まされていますので、人として働ける必要最低限の「仕事力」を持ってさえいれば「やむを得ず」採用してしまう施設が多いからなんです。

ちなみに「津久井やまゆり園」に関して言えば、容疑者の行動や言動に疑問を感じた時点できちんとした対話の場を設け、容疑者自らが自主退職したという話になっているので、相応の対応は取れたように思います。

それはさておき、施設が慢性的な人手不足に悩まされているのは、日本が福祉後進国であることも大きな要因の一つになっています。

それは職員の給料や待遇を見ればそれは一目瞭然でしょうし、何よりもこの仕事を「底辺がやる仕事w」と嘲笑する風潮がこの国には根強くありますからね。

この辺の話はまた改めてしてみましょう。

スポンサーリンク



気になるニュース

Posted by チャーリー