間取りへのこだわり

私達夫婦は何度か引越しを経験していますが、その中で「面白いな」と感じたのは、妻が持つ物件の間取りへのこだわりです。

 

 

まあ、家を探すとなれば間取りは一番重要な項目ですし、世の中には間取りフェチなる方も存在するわけでして、妻が間取りにこだわりを持つというのは格段おかしなことではないと思うのですが、やはりどうしても「これだけは絶対に譲れない」という部分はあるみたいです。

実際、その間取りによって精神的に安定する部分があったので、現在の住居に引越しする際は妻の「間取りへのこだわり」を優先した経緯があります。

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意外とシンプルな「こだわり」

で、その妻のこだわりなんですが、「キッチンに窓があるかどうか」が最大のポイントのようです。

さて、結婚当初に住んだアパートはキッチンに窓がありましたが、この頃の妻は間取りがどうのと言っていられるような精神状況ではなく、初めの更新の際に次の住処へと引越しすることになりました。

次に引越したアパートにもキッチンに窓はありましたが、ここは家賃が異様に高いのと、みっちりとした住宅街の中にアパートが建っていたせいか妻は不安定な気持ちになりやすく、ここも2年の更新時に引越しをすることに。

ちょうど私の仕事がドタバタとしていた時でもあったので、ゴミゴミとした東京を離れ、思い切って自然豊かな場所に引越しすることにしました。一言で言うと都落ちです(笑)

 

 

そして次は緑に囲まれた山麓のアパートに引っ越しました。

ここは自然豊がとても静かな場所で、環境的には実に申し分のないアパートだったのですが、肝心のキッチンに窓がなかったのです。

私はそれほど間取りは気にしていなかったのですが、この頃は妻の間取りへのこだわりが理解できていなかったせいか、妻の精神状態が悪くなる結果に……。

さらにそれに輪をかけるように、程なくして上の住人の騒音に悩まされ続けてしまい、ここは更新を待たず、逃げるように引越しをする羽目になってしまいました。

 

間取りを無視した結果

妻の精神状態も下降気味だったため、そこで私なりに色々と考えた結果、「騒音がまずいんだな」と思いRC造のマンションに引越しすることを選択しました。

 

 

「これでやっと腰が落ち着ける」と思った私。

事実、妻も少しずつ精神状態が安定してきたのですが、このマンションには肝心のキッチンに窓がありません。間取りのことはあまり考えずに引越ししたからです。

それでも上の住人の騒音問題からは解放され、妻もパートを再開するなど生活は安定の方向に向かって行ったのですが、妻の精神状態は一進一退の状態が続きました。

そうこうしているうちに妻はパートでのストレスを抱えてしまい、さらに言えば自分の気に入った間取りでないということからどん底の状態に陥ってしまいます。

 

 

ここで精神科に通院することとなったのですが、本当に一言では言い表せないぐらいひどい状態になってしまったのです。

もちろん理由はその他にもありましたが、一番良かれと思った住処でどん底の状態になるとは考えてもいなかったので、これには私も精神的に相当参りました。

 

たかが間取り、されど間取り

そしていよいよ4度目の引越しを決意します。もう同じ過ちは繰り返したくないとの思いで、今まで以上に慎重に次の住処を探しました。

まず第一のポイントは何と言っても間取りです。

そして次に周辺環境、最後に騒音問題といった順に物件を探し続け、ようやく腰が落ち着けそうなアパートを見つけることができました。もちろん、キッチンには窓があります。それも、今ままで住んだ中で一番開放感ある窓が。

引越し直後はまだどん底だった妻ですが、今の住処に越してからは徐々に落ち着きを取り戻し、また、病院にも通いやすくなったせいもあってか、精神状態が比較的安定するようになっています。

「たかが間取りぐらいで」と思われる方もいると思いますが、アスペルガーな妻にとっては死活問題になってしまうこともあります。

もっとも、間取りというよりは「アスペルガーゆえのこだわり」の部分の方が大きなウエイトを占めているんですけど、妥協できるものはとことん妥協してあげなければなりません。

そこがアスペルガーな妻と付き合う上で一番大変なことなのですが、私の妻の場合はやれブランドもんのバッグや時計、化粧品だのといった無駄に金を食うモノにこだわりがないのが不幸中の幸いでしょうか。

そんなものにこだわりを持たれた日には……生活どころの話じゃなくなりますからね(笑)


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Posted by チャーリー