湯灌師(納棺師)の給料

湯灌という仕事は特殊な仕事なのでどうしても「高給取り」に思われがちなんですけど、実際のところは……。

 

 

先日は研修期間中の給料についてお話ししました。どんなに遺体を洗おうが残業しようが日当きっかり5,000円と。

一応、交通費は別途支給されましたが、月6日ある休みを引けば24日間×5,000円で12万円が額面の給料になりますので、研修期間の手取りは10万円を少し下回るぐらいでした。

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お世辞にも高いとは言えない給料

家族がいて手取り10万以下。しかも当時は東京住みだったので、家賃を払えば手元に残る給料は雀の涙、いやいや、足が出るほどでしたので、少ない貯金を切り崩しながら働いてました。

虚しい話ですが、現実はかなり厳しかったです。

ちなみにその研修期間は最低でも3か月続きます。仕事が一通りこなせない限りはずっと続くとのこ話だったので、必死になって仕事を覚えたのを記憶しています。

そんな中、私は無事に3か月の使用期間を終え、晴れて一人前の施工員(社員)になったわけですが、それでも給料はずば抜けて上がりはしなかったです。

まず基本給は約8万円。その他諸手当が付いて手取りで13万円ほど。さらにそれにプラスして施工手当、これが遺体一体につき1,000円の計算だったので、平均すると手取りで14〜17万円ほどの給料をもらっていました。

あ、そういえば一度だけ昇級しましたね。確か1000円ぐらい。ちなみにボーナスは入社して2年未満で解雇されたので一度ももらっていませんが、基本給の1.5か月分が相場だったように記憶しています。

 

 

あとはこの額が高いか安いかどう判断するかなんでしょうけど、今まで働いた会社の中では飛び抜けて給料が安かったです。

しかも仕事内容はどちらかと言えばハードワークでしたので、個人的には「割に合わない」のが本音でした。

事実、施工員になってからも生活苦は続いたので、この時期に長らく住んだ東京を離れ、家賃の安い県外の山中へと引越したぐらいですから(苦笑)

 

仕事のやり甲斐はあるが……

それでも湯灌という仕事を選んで働き続けたのは、私なりの「あがない」の気持ちがあったからでして(その話は今は割愛します)、当時は給料云々の話を一切抜きにして仕事に打ち込んでいたと思います。仕事自体の「やり甲斐」はありましたからね。

ただ、先日もお話ししたように、湯灌も含めた葬儀屋関係の仕事は賤業です。正直言って、マトモな感性を持つ人間は少ないです。

 

出典:ootori-roudou.com

 

なので、仮に湯灌という仕事に耐えられたとしても、この仕事を取り巻く環境に耐えられるかどうかは別問題。人として「良心」を捨てることができれば続けられるでしょうけど、健全な精神を持つ人は長く続けられないと思います。

 

湯灌師の給料まとめ

ちょっと話が逸れてしまいましたが、湯灌師の給料は普通の方が思っているほど高くはありません。仕事内容を考えればむしろ安いぐらいでしょう。

超高齢化が進む日本の死亡者数は年を追う毎に増え続けていくとは思いますが、葬式はどんどんと簡素化されていくと思いますので、湯灌のような葬儀オプションは増えていくとは思えません。

 

 

つまり、これといった将来性も無く潰しのきく仕事でもありませんので、これから湯灌(納棺)の仕事をやろうと考えている人がいるならば、今一度将来のことを考えてから思いとどまるべきです。

他にも素晴らしい仕事は山ほどあるのですから。

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葬儀屋関係で働く

Posted by チャーリー