湯灌の仕事内容

そういえば湯灌(ゆかん)という仕事についての説明をまだしていなかったと思うので、ざっくばらんにお話ししてみたいと思います。

この湯灌という仕事ですが、一言で言うならば遺体を綺麗に洗って棺に納めるという、普段ではあまりお目にかかれない仕事です。

 

出典:kokoronokaze.co.jp

 

また、葬式を執り行う上で必ず必要なものではありませんし、湯灌と耳にしても「なにそれ?」とピンとこない人の方が多いんじゃないでしょうか。

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湯灌は崇高な仕事でもなんでもない

そんな湯灌という仕事ですが、何年か前に『おくりびと』という映画が話題になった際、納棺師という仕事が幅広く認知されるようになりましたが、基本的にその納棺師とやることは一緒です。

納棺師と違うのは「遺体を洗うか洗わないか」といったことぐらいのもので、着付けから死化粧、納棺する部分まではほぼ同じことをすると考えていただければ良いでしょう。

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さて、その映画『おくりびと』の影響なのか、湯灌や納棺という仕事がさも立派な仕事であるように思われる方がいると思われますが、残念ながらこの仕事は賤業の域から抜け出すことは絶対にありません。(映画はあまりにも美化しすぎです)

 

 

とどのつまり、湯灌なんてものは葬儀屋が少しでも儲けを出すためのオプションサービスの一つなわけですし、それ以上もなければそれ以下でもない仕事だからです。

 

仕事に対する意識は正直低い

湯灌にしても納棺にしても、この仕事をするのに特別な資格は何一つ必要ありませんので、湯灌に携わる人間の「仕事に対する意識」は正直言って高くはありません。

中には「らしく」見せるために独自の資格制度を設けてるような会社もあるようですが、仮にそんな資格を持ったところで、現場で働く人間=施工員の仕事意識は何一つ変わらないと思います。

もちろん、中には湯灌という仕事に対して「誇り」を持って仕事をされている方もいますが、そんなのは現場で働く人間の一握りにしか過ぎず、

 

「うえw 何これクサすぎw」

「今日の仏さんの褥瘡(じょくそう)酷すぎワロタw」

 

など、一旦現場を離れてしまえば遺体をネタにしてそれを茶化すような話をするとか、実際はそんな感じです。

え、私ですか? さぁ、それはどうでしょう。

馬鹿正直なほど真面目に仕事をしていたのがいけなかったのか、最後は難癖ばかりつけられて解雇されてしまいました。

 

 

妻の病気もことも絡んでましたけど、まあそんなところです(笑)

 

実は割に合わない仕事

それはさておき、湯灌は遺体を洗うのが基本なので、遺体と触れることに抵抗感を持つ人はこの仕事は向いてないでしょう。身内ではなく赤の他人の遺体を洗うわけですからね。

また、一口に遺体といっても綺麗な遺体ばかりを洗うわけではありません。

自殺された人や死後から時間が経過した人などなど、中には相当「グロテスク」な遺体も洗うこともありますので、そういった意味では結構しんどい仕事だと思います。

……と、ここまで書くと「そんな大変な仕事じゃ給料は結構いいんじゃないの?」と思われる方は結構多いと思われますが、ぶっちゃけた話、給料はあんまり良くないです。

 

 

まずは一人前の施工員になるために研修期間に入るのですが、私の場合、この期間の給料は日当制で1日5,000円でした。

無論、余計な手当などは一切付かず、どんなに遺体をたくさん洗おうがキッカリ5000円。残業代も当然ありません(笑)

で、肝心の研修期間終了後なんですけど、研修期間に毛が生えた程度でした。

 

 

その給料についてはまた別の機会にするとして、湯灌という仕事は皆さんが思うほど高給取りでないことだけは確かです。

わざわざこの仕事を好き好んで選ぶなんて人はいないと思いますし、もしいるとすれば(私のように)ちょっとワケ有りな人がするような仕事なので、程度もたかが知れてしまうんです。

このこともまた賤業と呼ばれる所以だったりするんですけど、湯灌なんてのは、崇高な仕事でも他人様から尊敬されるような仕事ではないことだけは覚えておくといいでしょう。

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葬儀屋関係で働く

Posted by チャーリー