死体洗いのバイトは本当に存在するのか?

高校生の頃、高収入を得られるアルバイトの一つに「死体洗いのアルバイト」なるものを耳にしたことがありました。

 

 

仲間から「一体につき5万円ぐらいもらえるらしいぜ?」などと聞いた私は「マジでそのバイトしてえわ」と考えるようになったのですが、自然とそのバイトのことは頭から消え去ってしまいました。

で、結局のところは、今でいう都市伝説のような話として結論付けたような記憶があります。このバイトについては。

スポンサーリンク

死体洗いに似たような仕事「湯灌」

……が、それから二十年もの時を経て、何と私はその「死体洗い」に似たような仕事をすることになったのです。

それは湯灌(ゆかん)という仕事です。

死体洗いと言うと聞こえが悪いので「ご遺体」と言い換えましょう。

この湯灌とは、ご遺体を浴槽で綺麗に洗い納棺するといういう仕事です。一言で言うと葬儀関係の仕事とでも言うのでしょうか。数年前に納棺師を題材とした映画『おくりびと』が話題を呼びましたが、ざっくり言えばそんな感じの仕事ですね。

 

 

ところで皆さんはエンゼルケアという言葉をご存知でしょうか?

 

出典:kangobu-sn.seesaa.net

 

多分、湯灌というよりはこちらの言葉の方を耳にする方は多いんじゃないかなと。

そう、病院で亡くなった患者さんを看護師さんが綺麗にするというやつですね。湯灌はこのエンゼルケアのバージョンアップ版として捉えた方がイメージが湧きやすいかもしれません。

 

湯灌は葬儀屋のオプション的な仕事

さてこの湯灌という仕事ですが、私が高校生の頃に噂された「死体洗いのアルバイト」とは遠くかけ離れた仕事でした。

どちらもご遺体を洗うのが仕事なわけなので、広義でいえば「死体洗いのアルバイト」とまとめて呼んでも間違ってはいないでしょうけど、中身はまるで別物ではないかと思います。(病院での仕事は経験していませんので)

なぜならば、冒頭で話した「死体洗いのアルバイト」は医療機関に献体されたご遺体を洗う仕事のことを指すのですが、湯灌は葬儀式の一環として行われるものだからです。平たく言えば、葬儀屋のオプションみたいなもんです。

 

出典:imochu.co.jp

 

この湯灌という仕事は何かと思い入れがありました。自分が今までしてきた仕事の中で、一番記憶に残っているのが湯灌という仕事かもしれません。

そりゃそうですよね、見ず知らずのご遺体を洗うなんてことは、普通に生活していればまず経験できないことだと思いますし、誰彼が好き好んでやるような仕事とは思えないからです。

で、私が高校生の頃に聞いた「死体洗いのアルバイト」というのは、もしかするとこの湯灌から派生された部分も多少はあるんじゃないかなと思っています。仕事内容はそっくりそのまんまなわけですから。

古くから都市伝説のひとつとして数えられていた「死体洗いのアルバイト」。それは都市伝説でもなんでもなく、実際に存在している仕事だったんです。

その仕事内容の善し悪しは別として、世の中には本当にいろんな仕事があるもんだなと感心させられた湯灌という仕事。どうして私がこの湯灌という仕事を選んだのか、これはまた日を改めてお話ししたいと思います。

スポンサーリンク

雑記帳

Posted by チャーリー