一度に二つのことが同時にできない

アスペな妻を見ていてよく感じるのは、二つ以上の作業が同時にできないということです。

 

 

これは典型的なアスペルガー症候群の特徴なんですが、何故ならば複数の情報を処理する能力が健常者よりも欠けているからです。

例えば電話をしながらメモを取ることができない、掃除をしながら洗濯ができない等、どうしても目の前にあることを最優先させてしまうので、他のことにまで頭が回らなくなってしまうんですね。

作業工程をマニュアル化する

もちろん、私の妻も随所にそんな部分がみられます。

料理を作る際、他の作業に集中するがあまり鍋の火をかけたままにしてしまうとか、水を出しっぱなしにしてしまうとか、パンを焦がしてしまうとか、やはり同時に二つのことをするのは苦手なようです。

妻本人はそれで悩んでいる様子はあまりありませんが、それが原因で万一のことがあっては困りますので、どのように作業をしていくのが効率的なのかを二人で考えました。

まず始めに考えたのは、作業工程をマニュアル化するということです。

 

 

マニュアル化と言っても細かく作業を制約することではありません。一つ一つの作業をきちんと終わらせてから次の作業に進むと言った、チェックシートに近い簡単なマニュアルです。

こうすると時間効率は少々落ちるように思われますが、集中力があるアスペな妻にとっては一度に二つのことをするよりもサクサクと手が進み、結果的に時間効率も良くなったりするんです。

具体的に言うと、サラダと目玉焼きを同時に作るよりも、サラダを先に作ってからパンを焼くといった案配でしょうか。

 

 

そんなマニュアルを作成し、まずはこのような簡単なことをこなせるようになってから、少しずつ次の段階へステップアップさせるようにしています。

このおかげで、料理を作るのが苦手だった妻も、今では目玉焼き、サラダ、パンを焼くということがほぼ同時にこなせるようになりました。

 

障害の特性を理解して活用する

普通の人からすれば何でもないようなことでも、アスペルガーの人にしてみると大変なことは他にもたくさんあります。

ただ、アスペルガーの特性である「こだわり」や「集中力」を理解し、その特性を上手にマニュアル化してあげると、意外と簡単にできちゃったりするケースもあることだけは間違いありません。

複雑な作業をこなすことは難しいと思いますが、家事程度の作業ならば普通にできるようになるかもしれません。

まずは何より、個々人の特性を掴むことが大切です。

その上で何が得意で何が不得手なのかを十分理解してあげれば、苦手な作業も克服できるように感じています。

ASDのあれこれ話

Posted by チャーリー