アスペルガーは必ずしも計算に強くはない

時折、「アスペルガー=計算が得意」みたいな話を耳にしますが、これって実はまったく根拠のない話なんですよね。

 

 

どこで何がそう思わせているのかわかりませんが、少なくとも私の妻に関して言えば計算はものすごく苦手だからです(笑)

多分、いわゆる「天才」と呼ばれる人達にアスペルガー症候群が多いので「アスペは計算が得意」と結びつけているんでしょうけど、それはアスペルガー症候群だからではなく、サヴァン症候群による部分が大きいと思います。

発達障害=サヴァン症候群ではない

ちなみにサヴァン症候群とはこのような人のことを言います。

 

サヴァン症候群(サヴァンしょうこうぐん、英語: savant syndrome)とは、知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す。

引用元:ウィキペディア

 

サヴァン症候群は常人では想像できないほどの記憶力や計算力などを持っているのが特徴なのですが、上の説明でもありますように、発達障害者みんなが持っているものではないんです。

 

計算に弱いアスペな妻

さて私の妻ですが、「本当かよ!?」と思うぐらい計算には弱いです。

つい先日、毎月の食費について話したことがあったのですが、私が

 

一週間で6,000円ぐらいに収まると理想だよね

 

と言ったところ、妻は

 

ふーん、それじゃ1日あたり400円なんだ。厳しいね

 

と即答したんです。

……その400円という数字はどこから出てきたのか、正直面食らってしまいました。どこでどう計算すれば400円になるのか、理解しろと言われても絶対に無理です(笑)

そこで私は

 

いやいや、400円じゃ計算合わないでしょ。900円ぐらいだよ

 

と言うと、妻は少し考えてから

 

えー!! それだと一週間で15,000円もかかるのかぁ

 

と渋い顔を見せました。

その時、私の心のBGMに lalala……言葉にできない@小田和正 が流れてきました……。

 

 

ただ、ここで私が呆れてしまうと妻はイライラ感を募らせます。

なので、きちんと計算をしてあげて、1日はいくら、一週間だといくら、だから食費は一ヶ月でこのくらいと順を追って説明してあげました。

こうして順序よく説明して初めて、計算苦手な妻は一ヶ月にかかる食費を理解してくれたんです

 

障害ではなく個性、特性で能力が決まる

また、そんな妻は不思議なことに数字に対する強いこだわりがあります。矛盾しているような話ですが。

 

 

それもアスペルガー症候群の特徴の一つなんですけど、妻の場合は「見た目の数字」にのみこだわりがあるようで、その数字が具体的に何を意味しているのかはあまり理解していないようなんです。

 

もちろん、アスペルガーでも計算にやたら強い人はいます。

 

 

サヴァン症候群とまではいかなくとも、計算することに対して強いこだわりを持つような人ならば、きっと常人よりもはるかに優れた能力を発揮することでしょう。

つまり、計算に強いか弱いかというのはアスペルガー云々と関係ない「個性」の部分であり、「アスペルガーは計算能力が高いから天才だ」と決めつけることなく接することが、アスペルガーな人とうまく付き合っていけるコツであると私は考えています。

ASDのあれこれ話

Posted by チャーリー