カサンドラ症候群の「敵」とは?

最近、ブログの更新が疎かになっていますが、というのも、最近は妻の「躁鬱」の波が激しく、付き合ってやるのにアップアップな状況が続いておりまして……(苦笑)

そうなった一つの原因は「減薬」です。

 

 

ただ、医者もバカではありませんから、処方している薬がどんなものでどんな効果があるのかぐらいは十分心得ています。

それも妻の精神状態が落ち着いたからの診断で減薬に踏み切ったわけなんですが、今はそれが逆に仇となってしまい、妻の「地の部分」であるアスペルガーが顕著に表れるようになり、今度は私自身がめてってしまうようになりました(苦笑)

鬱はあくまで二次障害の一つ

鬱の原因は人それぞれだとは思いますが、妻の場合は「アスペルガー症候群」が大きな原因の一つになっています。

アスペルガーの特徴云々はここでは割愛しますが、正直なところ、今まではこのアスペルガーについてはさほど気にはしていませんでした。

それよりも、先に挙げた鬱やパニック障害といった二次障害の方が生活に大きな支障を与えていたので、まずは何より二次障害を治すことに重きを置いてきました。

もちろん、今通院しているのもそれら二次障害を治療するのが目的であり、そこへきての減薬は素直に喜ばしいこととして受け止めています。

何たって今までの投薬は「これ以上の投薬は無理」な状態だったわけですからね。

 

カサンドラ症候群の立場では身がもたない

周知の通り、アスペルガー症候群は先天的な脳の障害なので、(現在の医療技術では)治療はできません。

こればかりは「障害なんだ」と割り切って付き合うほかないのですが、妻の場合は軽度ではなく中度のアスペルガー症候群なので、一般的に

「ちょっと変わった人?」「天然?」

というレベルにはなく、明らかに

「変な人」

というレベルなので、それと真っ向から付き合うと、たちまち私の身がボロボロになってしまいます。

実際、アスペルガー症候群と診断されるまでは真っ向から付き合っていたのですが、これが原因となって私自身はカサンドラ症候群に陥りましたし、今もなお不眠症や喪失感、集中力の低下・欠落といった症状に悩まされています。

まあ、これも投薬でうまくごまかしてはいますが、それでもこちらは生身の人間。物事には限界というものがあります。

そこへきての妻のアスペルガーが顕著になると……もうお分かりでしょう、カサンドラ症候群からなかなか抜け出せなくなってしまうんです。

 

カサンドラから脱出する方法とは?

ところでカサンドラといえば、(オッサン限定ではありますが)これを思い浮かべる人は多いでしょう。

 

引用元:twitter

一度収容されたが最後、二度と生きてあの門をくぐることができない、死封の監獄島!!

 

そう、北斗の拳のカサンドラです(汗)

なんというか、最近になって

 

カサンドラ症候群って、実はこのカサンドラが元ネタなんじゃねーの!?

 

とすら感じるようになりました(笑)

もちろん、北斗の拳のカサンドラが由来ではなく、きちんとした由来はあるので誤解なきよう。

さて、どうやってこのカサンドラから脱出したらいいのか……現実的にはケンシロウのような救世主など待てるはずもなく、自らの力で脱出するしか方法はないのですが、その方法とは如何なものなのでしょうか?

こう書くと四面楚歌な感じがしますけど、実はアスペルガーのことをまた違う角度から考えてあげれば、案外簡単にカサンドラ症候群から抜け出すことができるんじゃないかと感じたので、私なりの見解をお話ししたいと思います。

 

敵の正体を探し、それを熟知することから始める

カサンドラ症候群の原因は、アスペルガー症候群のパートナーにあります。

円滑なコミュニケーションが取れず、いわゆる「すれ違い」が生活上の随所に生じるので、結果として精神的なダメージを受ける、と。これが全てです。

ただ、この「すれ違い」については、すでに私なりの対処法は見つけています。

 

 

こうすることでかなり精神的に楽にはなりますが、先にも述べたようにアスペルガー症候群には治療法が無いので、絶えずアスペルガーと向き合うといずれ限界点が訪れ、生活は確実に破綻するでしょう。

で、実際にどうすればいいのかというと、アスペルガー症候群にとっての「敵」を見つけることが大切なんだと考えています。

ちなみに、私の妻の場合は、何が一番の敵になっているかというと生活上の「変化」です。

 

規則正しい生活を心がける

抽象的な言い方ですが、妻は何をするにも変化があることを嫌います。

それこそ天気一つとってもイライラ感を募らせますし、突然の物音や騒音にもひどく敏感に反応するので、そのような「突発的な変化」を避ける生活を過ごすことがとても重要になってくると思うんですよね。

それを取り除くこと自体もまた極めて難しいのですが、例えば私の場合は、生活が不規則になりがちになる仕事を捨て、自分のペースで出来る仕事を見つけて「規則正しい生活」を送るよう努めています。

 

 

そしてこの「規則正しい生活」こそが、アスペルガーな妻にとっては一番重要なことでした。

私の過去の経験から言うと、例えば残業や休日出勤といった「時間的な変化」に対しては、私の妻は一番強く拒絶反応を引き起こしました。

初めは

 

なんでそんな「当たり前」のことすら理解できないんだ?

 

と衝突した時期もありましたが、今振り返ると、その残業や休日出勤についてはあらかじめ妻へ事前に告知し、生活パターンの一部として「認識」させてあげれば、さほどパニックを起こさなかったんじゃないかなと思っています。

要するに何が大切だったのかというと、学校の授業で言う「時間割」が必要だったんですね。

たったそれだけのことをこれを疎かにしてしまったため、妻が生活に耐えられなくなってしまった、と。

今となっては後の祭りですが(笑)

 

昨日の敵は今日の友

ということで、カサンドラ症候群から抜け出すには、まずはパートナーに潜む「敵」の正体を探すことから始めるのが一番だと思います。

この「敵」は個人差があるとは思いますが、その敵が見つかったらその特性を熟知し、単に倒すことを目的とするのではなく、それをどう生活の一部に取り込んでやるかが大切なようにも思います。「昨日の敵は今日の友」という諺があるぐらいなのですからね。

今の私は、躁鬱を繰り返す妻と悪戦苦闘の日々を過ごしていますが、この躁鬱もまた「敵」であることに変わりはありません。

そして、今後も出現するであろう数々の敵と対峙し、その都度生活の一部に取り込んでやれば、なんとなくではありますが、お互いに明るい未来を掴めるんじゃないかなと考えています。

あとは日々、精進あるのみです。

ASDによる二次障害

Posted by チャーリー