アスペルガー症候群の種類

一口にアスペルガー症候群と言いましても、実は大きく6種類のパターンに分けられます。

 

 

もっとも、今はアスペルガー症候群は広汎性発達障害として扱われていて、さらには発達障害云々も線引きがあやふやでややこしい障害なんですが、ひとまず私の妻が抱えているアスペルガー症候群の種類について説明しましょう。

スポンサーリンク

基本的な共通点は同じ

アスペルガー症候群の主な特徴として、コミュニケーション能力に難があることが挙げられますが、ざっと

 

  1. 孤立型
  2. 受動型
  3. 積極奇異型
  4. 大仰型(おおぎょうがた)
  5. 尊大型
  6. 混合型

 

の6つの種類があります。

もちろんこれも「キッチリ」と分類されるわけでなく、あくまで目安程度のパターンとして分類されているのですが、それぞれの特徴について簡単にまとめてみます。

 

孤立型

読んで字のごとく、基本的には他人との接触を好まず、内向的な性格が多いのがこの孤立型の特徴です。

また、場合によっては引きこもりを発症することも珍しくなく、長年引きこもっている人を診断すると、アスペルガー症候群だったと判明されるケースも近年では増えているようです。

 

 

こんな内向的な性格がゆえ、どうしても自分の世界観や価値観でしか物事を判断できず、明らかに間違っている倫理観やモラル等を抱くケースも出てくるため、社会との隔たりを自ら作ってしまうこともあり、より社会に適合しづらくなってしまうのもこの孤立型の特徴と言えるでしょう。

 

受動型

受動型のいちばんの特徴は、相手の言葉の意図をそのまま受け止めてしまうことです。

例えば相手が

 

相手
お前は馬鹿なやつだな〜

 

と冗談ぽく話しかけても、「馬鹿」という言葉を額面通りに受け止めてしまい、時にはその言葉に過剰反応したりするので「冗談の通じない人」とか「空気が読めない人」との誤解を招いてしまうことがよくあります。

また、基本的に「受け身」の考えをするタイプなので、定型発達の人からは自主性が欠けているように見られがちなのも特徴でして、これにコミュニケーション能力の欠落が絡んでくると、余計に価値観のズレや意見の相違が生じやすくなるケースがあります。

 

積極奇異型

アスペルガー症候群には珍しく、自ら進んで外交的に接するパターンがこの積極奇異型です。

パッと見た目は社交的に映るかもしれませんが、「相手の気持ちを読めない」「場の空気が読めない」と言ったコミュニケーション能力に難があるため、他人を巻き込んで余計な衝突を生むケースが多くなります。

 

 

それとこのタイプは突発、感情的に発言、行動するケースも見られるので、周囲から煙たがられたり避けられたりすることもあります。

ただ、当人にしてみればそんなことはお構いなしなので、ある意味、他人様に一番迷惑をかけるのはパターンの人のように感じています。

 

大仰型

アスペルガー症候群の中で、一番障害だとわかりにくいのがこの大仰型ではないでしょうか。

基本的にはマイペースでのんびり屋な人が多く、日常会話程度のコミュニケーションはとれますが、そのマイペースさは、言葉を返せばアスペルガー特有の「こだわり」が強く出ている表れでもあるので、周囲のペースに合わすことができないといった特徴が見られます。

そういった観点からは、人を不快にさせるケースが少ないとも言えますが、その「こだわり」が裏目に出てしまうと、やはり周囲との衝突は避けられないでしょう。

 

尊大型

この尊大型については、もとからこのパターンに当てはまっていたということはあまりなく、例えば対人関係の問題から、独自の価値観ばかりが頭や気持ちの中で先行し、結果的この型へと発展するケースになります。

このパターンを一言で言うならば、自意識過剰や頑固者とでも言うのでしょうか、自分の型にはまらないものは全てを否定してしまうのが最大の特徴です。

 

 

この尊大型の人は、自身(の尊大さ)を認めてもらいたいがために、他人に対し執拗な攻撃を繰り返したり、あからさまな嘘(妄想や願望)で塗りたくって自己を強く正当化することもあるので、ある意味一番厄介なパターンかもしれません。

 

混合型

先に挙げた5つのパターンが複合する人のことを混合型と言いますが、私個人的にはこの混合型が一番多いように思います。

ちなみに私の妻の場合は、大仰型以外は全て当てはまっていますし、要するにどのパターンが一番強く出ているのかが重要になってくるわけでして、無理にどの型なのかと当てはめるのではなく、それぞれの特徴をした上で接してあげることが大切だと考えています。

 

パターンは目安程度に考える

アスペルガー症候群の種類はあらかじめ決まっているものではなく、他のパターンから変化するケースも見られますので、これらの種類は一つの目安して捉えるべきでしょう。

例えば尊大型の特徴は、別な角度から見ると自己愛性パーソナリティ障害と似通っている部分が多いわけですが、これは二次障害が出ている可能性も少なからずあるわけでして、ひとくくりに「このパターンだ」と決め付けることはやはり避けたいところです。

 

まとめ

アスペルガー症候群を含め、発達障害は医学的に解明されていない部分が非常に多く残されている障害です。

肝心の現代医学でもそんな具合なのですから、そこは「下手の考え休むに似たり」、素人の浅知恵でなんとかなるものではありません。

この障害とよりうまく付き合っていくには、ちゃんとした医療機関で専門家の診断を仰ぐことがベスト。自分勝手に思い込んだり、一人で塞ぎこんで悩むことはせず、ほんの少しでも構わないので、勇気ある一歩を踏み出すことを強くおすすめします。


よく読まれる記事

ASDに関する情報

Posted by チャーリー